介護の知りたいがわかる「介護 ON」です。

最近、介護の現場で様々な悲惨なニュース目にすることも多くなってきているのではないでしょうか?

介護の現場は思うように行かないことも多いい職業です。

そのせいではないですが、感情を抑えないといけない場面も多くあります。

人間なので、イライラすることも当然ながらあります。

そして、介護の現場は、人手不足もあり、過酷な職場でもあります。

だからこそ、もっと給与面でも待遇面でも、介護職の方達は優遇されてもいいように感じますが、現場はまだ追いついてない状況ではあります。

しかしながら、介護の仕事につく人には、必ず知って欲しいスキルがあります。

それは、「感情をコントロールする」と言うことです。

思い通りにいかない場合が多い介護の現場では、利用者さんだけではなく、職場の人間関係も大きな問題でもあります。

その時に、いかに自分の感情をコントロールするか?と言う「アンガーマネージメント」スキルが重要になってきます。

感情を押さえつけることがコントロールではない

怒りの感情を出しすぎて、劇場型になってしまうことは問題ではありますが、感情をコントロールすると言うことは、感情を出さないといことではありません。

感情を出してはいけないと押さえつけて、我慢していると、常に心に不満を持ったままになってしまいます。

その不満はあるときに、一気に吹き出してしまい、感情的にぶつける事になってしまいます。

吉本興業のパワハラ問題なおで、スッキリの司会である加藤さんが、番組中に感情的に怒り「退社」を宣言しましたが、以前から抑えていた不満が、今回の会見をきっかけに爆発した結果と言えるでしょう。

そもそも、怒り、悲しみなどの感情を感じず過ごすのは不可能です。

その感情に振り回される事なく、感情を押さえつけるのではなく、コントロールすることが必要です。

感情って何?

現在考えられている感情は、チャールズ・ダーウィンが提唱した6つの基本的感情と言われています。

喜び・驚き・悲しみ・恐怖・嫌悪・怒り

この他に、心理学者のポール・エクマンが加えた10の感情

楽しみ・軽蔑・満足・当惑・興奮・罪悪感・得意・充足・官能的な喜び・羞恥

2つ合わせて16の感情があるとしています。

基本的感情は、赤ちゃんの時からすでに感じる感情であり、生まれ持って感じられる感情となります。

赤ちゃんの時には、感情を泣く事で6つを表現し、親や周りにわかってもらう必要がありました。

赤ちゃんは「泣くことがコミュニケーション」の手段だったのですが、大人の場合は違います。

怒りなどネガティブな感情を直接ぶつけることはコミュニケーションに支障をきたします。

怒りの感情をコントロールすることはどうやってやるの?

怒りの感情を直接相手に相手にぶつけると問題になり、コミュニケーションが取れなくなってしまいます。

そもそも、怒りと言う感情は、自分自身の問題であり、相手は実際は関係がないはずです。

思い通りにならないから怒ると言うことは、思い通りにできないと言う自分自身に問題があり、相手を変えようとする行為になってしまいます。

思い通りにならないとイライラすることもあるでしょう。

そんな時は、自分の感情を知り、ただ自分で感じることです。

「今、自分は何で怒っているのだろう?」と言うことを自ら受け止め、自分が怒っていることを「あっ今私は腹が立っているんだ!」とただ感じるだけでいいのです。

怒りは先ほども言いましたが、自分の問題です。

それを相手を変えようとぶつけるからおかしくなるのです。

相手との距離感をしっかり持とう!

介護従事者は、基本的には世話好きが多いです。

そして、相手のことを親身に考えてくれる優しい人ばかりです。

だから、必要以上に相手のことを考えすぎて、自分のキャパを超える仕事をしてしまったり、利用者さんの家族からの連絡を休みの日まで受けてしまい、毎日休みがないと感じている人も多いのではないでしょうか?

また、利用者さんの無理な要望に対して、線引きができずに、受け入れてしまっている人も多く感じます。

このように、職場でも、仕事でも、境界線を引かない人が非常に多いのです。

この境界線を引かずになんでも背負ってしまうことが、感情の爆発を生んでしまう原因にもなります。

境界線をしっかりひき、無理なことは無理、仕事の時間外は時間外でyよほどのこと以外は対応しない。

としっかり、線引きすることが、ストレス軽減にも繋がるのです。

相手が言ってくるから…

と相手のせいにしても変わることはありません。

相手を変えようとせずに自分が変わること

相手を変えようと頑張るから思い通りにいかなく、イライラするのです。

相手を変えようとしても他人は、そう簡単には変わることはありません。

相手を変えるのではなく、自分が変わること。

そして、自分が感じた感情を相手にぶつけるのではなく、自分自身が感じて、受け止めること。

感情を抑えるのではなく、自分が感じることです。

そうすることで、相手に今自分はどう感じているんだと、冷静に伝えることができます。

感情に振り回されたままだと、人間関係もうまくいきません。

まずは自分自身が変わることを考えましょう。