こんにちは。

介護の知りたいがわかる「介護ON」編集部です。

親が病気になって寝たきりに。

認知症の症状が出てきた。

今まで家族で介護をしてきてけど、身体的、精神的負担が多く施設の入居を検討している。

このような人もいると思いますが、今後介護施設へ親を入居させたい。また、自分で入居を検討する方が今まで以上に増えるのではないでしょうか。

入居施設を検討することは大切なのですが、その前に考えて欲しいことがあります。それが、「生前整理」です。

介護ONでは「元気なうちに片付けをした方がいい」と推奨しています。この考えは、取材させていただいた「一般社団法人心結」の代表理事 屋宜氏も常に言っていることなのですが、介護施設入居が決まった時に考えて欲しい生前整理の手順をお伝えしたいと思います。

介護施設の入居前に不用な物と必要な者の仕分けをしよう!

いきなり生前整理の片付け!とやってしまうと何から始めたらいいのかわからなくなり結局何もできずに終わってしまいます。

まずは、不用な物と必要な物で仕分けをすることをオススメします。

仕分け・片付けを始める手順

まずは、自分の目線から高いところから不用・必要なものを選別していきましょう。目線より上にあるものは手が届きにくい場所になるので、日常的に使わないものが多いです。ですので、先に選別を行い不用なものは買取依頼をするか処分しましょう。

次に、押入れなどの収納スペースから片付けましょう。こちらも季節ものや頻繁に使わないものが多いと思うので早めに片付けることで、必要なものを選別したときの収納スペースの確保になります。

最後は、身近なスペース、手の届く範囲で不用・必要を選別しましょう。こちらは毎日の生活で使うものも多いので最後にやることで片付けでものが溢れるストレスをできるだけ少なく片付けることができます。

不用・必要を仕分ける基準

不用・必要を仕分ける基準は、実際に使っているのか?という視点ともう一つは、大切な人に遺したいかかどうかです。

3ヶ月使ってないものは潔く処分しましょう。また、遺したいと思ってもお子さんは古いからいらない….という場合もあります。その際は次に大切にしてくれる人を探してくれる買取店などに売却しましょう。

アルバムに残っている写真は必要なものを残すか、デジタル化して保存することでものは減らすことも可能です。

不用なものは処分する前に買取を検討しよう!

不用品が出た時にはすぐに処分をせずに先に買取を検討してください。今は処分することにもお金がかかります。いらない!と思って捨てようとする物の中に実はお金に変わるものもあります。思わぬ金額になるかもしれません。

不用品を先に売却することで、整理業者に頼むときの金額も安くなります。

先に片付けをする最大のメリットは家族の絆が深まること!

大切な人との別れは必ず起こり得ることです。元気なうちに片付けをすることで、昔の思い出や、親が子を大切にしていた想いなどを再確認することができます。亡くなってしまってから思い出すのではなく、「元気なうちに想いを伝える」ことが生前整理の1番のメリットではないかと私たちは考えています。