こんにちは。

介護の知りたいがわかる「介護ON」編集部です。

人生100年時代と言われて、政府も1人生100年時代構想会議を重ねて議論しています。そんな中、2025年問題(団塊の世代”が後期高齢者(75歳)の年齢に達し、医療や介護などの社会保障費の急増が懸念される問題)も控え、高齢者の方達のこれからの人生設計も大きなテーマになっています。

年金の受給年齢引き揚げや、孤独死の問題。

また、痴呆症の問題や、介護の問題、空き家や相続の問題など様々な問題が毎日のようにニュースなどで言われていると不安は大きくなるばかりです。

そこで、介護 ON編集部では、「人生100年時代に備る老後のあり方」を考えてみました。

老後の不安の正体は何か?

不安を感じている方達の多くは、漠然とした不安を感じています。その不安の原因が何かわからないから、不安を煽るニュースに意識が同調してしまい余計に不安を掻き立てられてしまいます。

その不安は実際は何から感じる不安なのでしょうか?

そこをまずは自分が理解すること、不安の正体を知ることで不安を軽くすることができるのではないでしょうか?

・お金の不安

老後のお金への不安があり、年金受給も少ないし、これから先、生活していけるのか?また、定年退職したけど、年金受給までまだ5年あるけど仕事が見つからなく、生活していけるのか?という不安

この場合は、漠然とさせたお金の不安ではなく、実際にどれくらい足りないのかを数字として把握しましょう。

数字を把握し、可視化することでどれくらいあるのか?を理解し具体的な対策を立てやすくなります。

もしかしたら、十分に足りるという可能性もあります。

・健康への不安

持病を持っていたり、生活習慣病などを抱えている方は、これから先の健康は気になると思います。2020年1月からの新型コロナウイルスでは、疾患を持っている人が重篤化し、命を落とす場合が多く、健康への不安は大きくなっているかもしれません。

健康の場合は、かかりつけドクターの確保を考えましょう。最近では、「ファストドクター」というサービスもあり、夜間の急病や、病院へ通院できない方へ訪問してくれるというサービスもあります。

このようなサービスがあることを「知っておく」だけでも不安の軽減はできるのではないでしょうか?

孤独への不安

様々な原因から、一人暮らしを余儀なくされる方もいらっしゃいます。

社会との繋がりもなく、1人で過ごしていると怪我などで動けなくなってしまった時には助けを求めることができません。また、1人で過ごして行き孤独を感じていくことは心の健康によくありません。

孤独死などを避けるためには、身近な他人とのコミュニケーションをしっかりとっていくことです。

軽い挨拶でもいいので、日常的にコミュニケーションをとっておくことをオススメします。

以前取材させていただいた、一般社団法人の屋宜さんがこんな記事を書いていました。(自粛が続く今だからこそ、身近な他人にも気をかけてることで孤独をなくせる!

・介護の不安

高齢者の方は今後看護が必要になる可能性は十分にあります。その時に家族と疎遠だったり、家族に迷惑は掛けられないと考えている方も少なくないでしょう。

しかし、お金の問題から、十分な介護を受けられない場合もあるでしょう。

介護は家族への負担も大きくなってしまう問題もあり、身体が元気なうちに介護について子供や家族としっかり話をしておくことも大切です。

不安を感じたまま過ごすのではなく不安の正体を知り、準備をすること

老後不安と言われていますが、その不安の正体を自分が理解し、その準備を今からでも行っていくことです。

不安のまま不安を現実にしてしまうのか、不安の正体を知り、準備をして過ごしていくのか?どちらを選択するのも自分次第です。

「今できること」に目を向け、人生100年時代を前向きに、楽しく進んでいけたらいいですよね。