母と2人暮らしで、現在70歳で現役でパートとして働いていたのであまり気にしていませんでしたが、最近母に認知症の疑いを感じてきました。

物忘れがひどく、一緒に暮らす私への気遣いがまるでなくなり、毎日のように忘れてしまって家の中であちこちやりっぱなしが増えてきました。

それを注意すると、「忘れてしまうのだから仕方がない」と言い張り、毎日同じことを繰り返しています。

こちらが、フォローをしていることを伝えても当然のようにお礼もありません。

どうすれば気をつけられるかを話し合ってもすぐに忘れてしまって指摘しても、「忘れてた」で終わってしまいなんの反省もありません。

一緒に出かける予定があり、支度も住んでいるにも関わらずいざ出かけようとすると突然「明日出かける用事があるから今日は行かない!」とドタキャンもあります。

また、なんども同じことを話したりもします。

以前はそのようなことは一切なく、これは何かおかしい!と母を説得し病院で相談、検査、CTなども行い検査をしたのですが、病院の先生の前では何もなかったように家の中では別人のように振る舞います。

結局CT検査の結果は異常がなく、先生には、「忘れた自覚があるなら何の問題もない」「仕事ができていれば大丈夫と言われました。

先生には、家での症状のことを話、「こんな場合はどのように接したらいいのでしょう?」と聞いても、「それはわかりません。本でも読んでください」と言われて終わりました。

病院では問題ありませんでしたが、確実に物忘れや、性格の変化はあります。

パートや、外では認知症の症状を微塵も感じさせずに「私にだけ見せるのです」

このような場合はどのように接して行けばいいのでしょうか?

医者に相談しても、ネットや本を読んでも本当のツラさは誰もわかってくれない

ネットで調べても、医者がいうように本を読んで、二人で協力しあい、予定を忘れないよう、大きな手帳を買い、週の予定を話し合いながら記入したり、忘れがちな件を確認できるように見える場所に大きな紙を貼ったりと色々やってみても、どんどん物忘れは進行する一方。

本やネットは、このサイトでも書いている記事がありますが、「正論」が書かれています。

しかし、多くの人はそれをやってもなかなか思うように行かず、医者に相談しても「家事はお母さんの代わりにあなたが全てやればいいよ!」なんて言われるだけだったりします。

あなたのツラさは、経験したことがある人にしかわからないですよね。

「誰も私のツラさをわかってくれない」

このように毎日感じているはずです。

毎日ストレスを感じて、本当にツラいですよね。

怒りを抱えながら、でもい見捨てらない。

そのように毎日葛藤して過ごすあなたはとても優しい心を持っているのだと思います。

毎日怒りを抱えながら、なんとか母に変わってほしい!

少しでも忘れずに過ごしてほしい!そのように思っているあなたに、これからどのように接すればいいのか?のヒントをお話ししたいと思います。

少しでも参考になるようでしたら是非試してみてください。

相手を変えようと一生懸命になることをやめる

あなたが怒りを感じる理由はなんでしょうか?

「思い通りにならない」とか、「言う事を聞いてくれない」と言う理由が多かったりしませんか?

自分の思い通りに動いてくれないから腹が立つ。

自分の言う事を守ってくれないから腹が立つ。

そのような時に怒りを感じるのではないでしょうか。

思い通りに動いてほしい!と言う思いは、相手にわかってほしい!

私が思うように変わってほしいと言うことになります。

認知症など関係なく人は思い通りに動かないものですし、変わってほしい!と願っても人を変えることはできないものです。

相手を変えよう!と一生懸命になり、時間を費やせば費やすほど、あなたの怒りは増し、疲れてしまいます。

「相手を変える必要はない!」と思っただけでも楽になりませんか?

相手を変えるのではなく、あなた自身が変わることです。

自分自身は実際はどうしたいのか自分と対話をしてみる

認知症や介護になると相手優先になり、自分のことは全く考えられなくなってしまいます。

それでは健全な生活を送ることができずに、ふとした時に、「なんで私ばっかり」と言う不満が出てきてしまいます。

相手にこうしてほしい!と願望をぶつけるのではなく、あなた自身はどうしたいのか?という部分が一番重要です。

あなた自身はどうしたいですか?

あなたは何がしたいですか?

相手をどうしたいかではなく、あなたがどうしたいかと言う部分にフォーカスしてください。

そうすることで、ストレスを感じにくくなっていきます。

病気の知識をしっかり得る事

ネットだけの情報や、Q&Aサイトなどに投稿し、「同調者」を集めても現状は何も変わりません。

病気についての知識を得るための勉強をし、あなたの家族の状況をあなた自身が「理解」できるようにしましょう。

感情で訴えても相手は何も変わることはありません。

客観的にみて理解し、あなた自身が自分で選択し、決断できるように知識を得る事をお勧めします。

1人で抱え込まずに地域包括センターなどに相談しましょう

1人で支えて行くことはとても大変です。

介護する側が孤立してしまい、誰にも相談できずにストレスを抱えてしまうと大きな事故に繋がってしまう場合もあります。

介護をやっていない人ほど気軽に口を出してきますよね。

もっとこうすればいいのにとか、もっと優しく見守ってあげれば?

なんて面倒を毎日見ていない人に言われると本当に腹が立ちますよね。

「わかってないくせに勝手な事をぬかしやがって」と思うこともあるでしょう。

そんな時でも、1人で抱えかもないでください。

家族が相談できる施設もあります。

まずは、地域包括センターなどに相談しましょう。

認知症支援マップ

「誰もわかってくれない」ではなく、あなたの視点が変わればあなた自身の受け取り方が大きく変わるのです。

1人で背負わずに相談できるところを見つけるだけでも楽になりますよ。