介護の知りたいがわかるサイト介護ON編集部です。

以前から問題になっていた、家族がいる在宅介護の場合は、介護保険で負担されるものは低く、介護と、仕事の両立に苦しむ人が多く、また、日中独居高齢者が増えているという問題も起こっています。

家族がある日から寝たきりになってしまい、在宅介護を始める時は突然訪れます。

色々調べ、また、家族の意向で在宅介護を選択したのは良いけど、デイサービスを活用し、他の日は、兄弟が交代で面倒を見るということを続けてきました。

フルタイム勤務をしているのと、毎回、他の兄弟が手伝えないこともあり、親が1人でいる時間が長くなってきました。

収入もあるので、自分が仕事をやめて、パートや派遣などで介護をするということもできずにいます。

在宅介護では限界を感じてきました。

どうしたら良いでしょうか?

このような悩みは非常に多く、実際に、介護と仕事のはざまで苦しむ方も多いです。

この記事では、そんな方に知ってほしいことをお伝えしたいと思います。

何が一番の問題なのかを考えること

介護だけではなく、何事も、まず、自分が抱えている問題のなかで、何が一番の問題なのかを「知る」必要があります。

例えば、介護をするのがツライのか?

介護をすることが仕事への影響が出て、仕事でのパフォーマンスが下がっていることが嫌なのか?

介護はしたいけど仕事をやめないといけない「不案」が嫌なのか?

日中、親を1人にしていることへの心配。

などなど、どんなことに対して問題なのかを明確にした方が対処しやすくなるでしょう。

自分が「今」抱えていることに対して、一番不安や、不満に感じるていることを明確にした方が問題の解決をしやすくなります。

在宅で介護しないといけない理由を明確にしてみましょう

在宅で介護するのが限界だ!と感じながらもなぜ在宅で介護しないといけないのでしょうか。

それは、収入の面なのか?

家族が嫌がっているのか?などで異なってきます。

確かに、今問題とされているのは、非正規雇用の場合、収入もあり、有料老人ホームへ預けることができないという場合もあるでしょう。

公共の特養なども要介護度によって入居が決まり、また人気の為なかなか入りにくい場合もあります。

老人ホーム・介護施設の種類

特別養護老人ホーム

入居条件:要介護度3以上、65歳以上の高齢者
特徴:費用が安く抑えられる分、人気も高いため、入居待ちが長期にわたる場合がある。(月6〜15万くらい)

介護老人保健施設

入居条件:要介護度1以上、65歳以上の高齢者
特徴:在宅復帰を目指すため医療・リハビリケアが充実(月9〜20万円くらい)

軽費老人ホーム/ケアハウス

入居条件:個人または夫婦のどちらかが60歳以上で自分で身の回りの世話ができる月収34万円以下の方(A・B型)/要介護度1〜2の65歳以上の高齢者(C型)
特徴:3種類の施設があり、介護度が低い高齢者向け(月々6~15万円/月+入居一時金数十万円くらい)

他にも、介護付有料老人ホーム、住宅型有料老人ホーム、認知症の方向けのグループホーム、サービス付き高齢者住宅、シニア向け分譲マンションなどがあります。

在宅介護を選択する方は収入の面もありますが、公共の施設を検討することも考えても良いのではないかと思います。

在宅介護に執着しすぎて他が見えなくなっていませんか?

在宅介護をしている人の中には、情報を自ら仕入れることをしない人がいることも問題です。

介護と仕事が苦しくて、他にも手段があるということを考えることを辞めてしまうという「思考停止」が問題でもあると感じます。

本当は、あなたが1人で背負うこともないはずです。

今まで十分頑張ってきましたよね。

頑張って苦しくなる、ツラくなることは本来おかしなことです。

1人で背負わなくても良いんですよ。

視野を少し広くもち、解決策は他にあることを知りましょう!

1人で背負わずに相談できるところに相談しましょう

在宅介護を1人で背負ってしまうと、周りから遮断され「孤立」したカタチになってしまう可能性もあります。

親を1人にさせるという「罪悪感」も重なってしまい苦しくなってしまいます。

自分の時間までを捧げて一生懸命頑張ることは素晴らしいです。

しかし、あなたの人生は、あなたのものでもあります。

今まで散々頑張ってきたからこそ、「頑張らないで良い」という選択もできます。

1人で背負いこまず、行政や、周りの友人、親戚などに相談することも大切です。

親や家族も大切なのですが、あなたの人生こそ一番大切でもあります。

自分を守れるのは自分だけです。

どうか、「自分を大切にする」ということを忘れずに居て欲しいと思います。