2019年になり、2025年問題は刻一刻と迫って来ています。

2025年問題」とは、団塊の世代が2025年頃までに後期高齢者(75歳以上)に達する事により、介護・医療費などの社会保障費の急増が懸念されている問題です。

医療費や社会保障費も問題なのですが、後期高齢者が増え、その中でも近年は高齢者の一人世帯が増えてきていると言う点にスポットをあて、高齢者の「孤独」についての問題点と「孤独」や「孤独死」も大きな問題になっていく点にフォーカスしてみたいと思います。

遺品整理の現場などでも孤独死をされる高齢者も増えていると言われています。

老後にもしかしたら、あなたにも起こり得る「孤独」その孤独を防ぐために今からできることとは何でしょうか?

お年寄りの一人暮らしは増加傾向にある

総務省の最新の調べによると2018年の生産年齢人口は全体の6割を切っています。

さらに、引用元:ガベージニュース 2017年分における調査結果では、お年寄り一人だけの「単独世帯」は26.4%。となっており、4世帯に1世帯強は「その高齢者が1人だけの世帯」となる。また、子供や孫がおらず、夫婦(大抵の場合は双方とも高齢者)だけの高齢者世帯「夫婦のみ世帯」は32.5%。これらを合わせた「お年寄りだけの世帯」は58.9%となり、過半数を占めるどころか6割近い計算となる。

つまり、かなり多くの世帯で高齢者の一人世帯が生まれる可能性があります。

そして、これはこれからもっと増加傾向にあるのです。

お年寄りの一人世帯での問題点とは?

お年寄りの一人世帯では一体どんな問題があるのでしょうか?

老父婦で暮らしていたが妻が病気でなくなってしまいました。

最初は悲しみに暮れて、妻との思い出の品や、一緒に聴いたレコード誰などをかけて妻との思い出に浸る日々。

悲しみから立ち直ることができずに、生きる気力を無くしてしまい、誰にも会わずに、どこへも行かずに、家は段々とゴミ屋敷となってしまった。

そして、その家で誰にも見つかることなく孤独死してしまっていた。

このような話はたくさんあるそうです。

定年を迎えてから人と会う機会も減り、もともと人付き合いが苦手で、外部とのコミュニティーなどにも参加せずに孤立してしまうと言う人も多いです。

そんな人は、老後の孤独を感じながら暮らしてしまうと言う人も少なくありません。

老後の孤独を防ぐために必要なこととは?

人は孤独を感じ続けて生きることはものすごく辛く、苦しいことです。

もし、あなたがこれからの老後を考えた時に、どんな生活を送っていけば「孤独」にならずに済むのでしょうか?

孤独にならないためには、あなたのライフスタイを変えていく必要があるのです。

今からそのライフスタイルを5つ紹介いたします。

スマホを活用しSNSを積極的にやってみる

昔では考えられなっかったのですが今ではスマホで簡単に人と繋がることができるようになりました。

スマホは苦手だと言う50代、60代の方はまだまだ多いのですが、積極的にFacebookなどに登録し、使ってみることで、同級生や昔の知り合いなどに出会える可能性があります。

SNSで存在を知って、リアルで会うなんてこともできるようになりました。

近況を投稿していくことであなたの「存在」を誰かが知ってくれるきっかけとなれば「孤独」の苦痛は和らぐでしょう。

在職中に会社以外の居場所を作っておくこと

会社に勤めている間は、会社関係の人のみでの人間関係になってしまい、やめた時に自分の居場所が会社しかなかった、自分は会社の人間としか付き合ってこなかったと実感してしまいます。

そうならないために、習い事や、興味を持ったコミュニティーなどに参加してみたりして、会社以外での自分の居場所を作るように意識することが大切です。

家の地域の集まりなども普段参加していない人は町内会などに参加することで新たな人間関係の構築にもなります。

人付き合いが苦手だ!と敬遠せずに、自分から入っていく努力をしてみましょう。

ボランティア活動を行う

災害活動などのボランティアだけではなく、様々なボランティアがあります。

住んでいる地域での奉仕活動や、環境を守るためのボランティアなど沢山あり、今シニアボランティは注目されてもいます。

老後の趣味にも最適!定年後におすすめのシニアボランティア10選

働き続ける

一番手っ取り早い手段として、定年になった後も会社に残るか、他で再雇用してもらう道もあります。

人手不足であり、年金も68歳に引き上げられようとしている今、定年してから10年は働かなければ老後の不安は付いて回ります。

職場を通じた人間関係を維持することも昔と違ってやりやすくなっています。

起業をし自分でビジネスを始める

近年では、シニア向け起業なども多く、起業を教える塾などもあります。

そこではコミュニティーなどになっているため志を同じとする仲間がいます。

ただし、中には高額をとり売れもしない起業のノウハウを教えるところもあるので、起業する際には注意が必要です。

まとめ

受け身にならずに、自分から積極的にいくことが何よりも大切です。

そして、環境は自分から変えていかない限り変わることはありません。

人間関係も他人を変えようとするのではなく、自分を変えることです。

孤独にならずに、楽しく充実した老後を過ごすためには、今のライフスタイルを見直し、少しだけ変えてみると言う意識が大切だと思います。