施設を運営していると、施設の福祉車両の導入や増車を検討する場合があると思います。

法人で利用者様を乗せる為に必要とするので、1ボックスタイプで、スロープやリフトがついているもの(7~10名程度乗車できて、車いすが1台以上乗るもの)を探そうといろいろ調べて見ました。

調べてみると、新車購入、中古車購入、中古車改造、リース契約、恒久的なレンタルなどの手段がありましたが、法人としてずっと利用していくことを考えると、メンテナンス、ランニングコストなど、どのようなメリットがあり、どのよなデメリットがあるのか、また、コストパフォーマンスを考えればどれを選択すればいいのかがわからないという声は少なからずあります。

思い切って福祉車両を購入がいいのか?リースがいいのか?

はたまた中古車を買えばいいのか?改造なのか?

など、選択肢は実は結構あります。

実際に、いざ増車や導入を考えた時に、何を選べば、一番いいのかは比較しずらいですよね。

そこで、リースと購入のどちらがいいのか?メリットデメリットをまとめてみました。

新車購入時のメリット・デメリット

新車購入の一番のメリットは何と言っても「助成金」が利用できるということです。
自動車税の減税、免税がある。

様々な税金、助成制度はこちらに詳しく書いてありました。

トヨタウェルキャブ

一方デメリットは、購入資金が高額であるということ。

また、メリットである助成金制度の手続きが難し買ったり、必ず通るものでもない場合もあります。

そして、福祉車両は、急に、すぐに必要になる場合が多いのですが、新車は納期まで1ヶ月から3ヶ月ほどかかります。

中古車のメリットデメリット

新車に比べると安価で購入可能。
自動車税の減税、免税がある。

一方、デメリットは、助成金の活用ができない。

欲しい車が中古市場に必ずあるとは限らない場合が多い。

新車に比べると長く使えない。

リースのメリットデメリット

福祉車両の導入にあらかじめ資金を必要としない。

月々のリース料金は経費として計上でき、節税対策にも繋がる。

また、月々のリース料金は決まっているので、資金計画を立てられる。

一方デメリットは、購入する場合は償却できるが、リースの場合は、ずっとリース料が発生するので、ランニングコストとしてはコストパフォーマンスが悪くなる可能性も否定できない。

施設の近隣にリース会社がない場合もある。

すぐに、リースできない場合も多く、使いたい時に使えるとは限らない。

と、このように、様々なメリットデメリットあります。

車両経費としてどの程度負担できるのか?を考えてみましょう!

助成金を使って新車購入ができるので、使えた場合は魅力ですが、最初にその資金を用意できるかどうか?が問題でもあります。

中古車購入の場合は、比較的安価で購入できますが、今後使っていく使用年数などを考えた場合は、法人としてはあまりコストパフォーマンスを感じられないかもしれません。

リースは、いざ増車を考えた時に、すぐに増車できるのか?なども問題が起こってきます。

なので、どのプランが自分の会社にとってベストなのかを、会社の収入などからもしっかり考える必要もあります。

ただ、初期投資が少ないからリースにしてしまうのではなく、新車の償却期間を逆算し、リース代金を考えて見たりなども必要です。

【今お持ちの車両や中古車を購入し、リフトを乗せるという「改造」という選択もあります】

あまり見かけませんが、リフト付きの福祉車両をお探しの方の場合は、現在使われている1ボックスタイプ(セレナなど)に電動リフトを乗せるという手段もあります。

その場合は、なんと、リフト購入代金は助成金を活用できるそうです。

車両がない場合は一般の中古車を購入し、助成金を使ってリフト(新品)を乗せることが可能です。

詳しくはこちらのサイトに記載されています。

スクープリフト

【まとめ】何の為に福祉車両を購入したいのかを考えましょう!

福祉車両はリースと購入は、会社の規模や、収入に応じて、どれが一番自分の会社にとってメリットがあるのかをしっかり考えましょう。

その際に、考えて欲しいのが、介護施設で働く方の負担の軽減や、利用者様の安心安全が第一です。

安く上がるからといった理由で検討するのではなく、なぜ必要なのか?

そして、その車両は誰のためなのかをしっかり考えて、職員さんの負担は減るのか?

利用者さんは使いやすい車両なのか?などから考えて何が必要なのか?という検討をして欲しいと思います。

当サイト管理人である私は、その人たちの為の車両を選ぶことをお勧めします。