こんにちは。

介護の知りたいがわかる「介護ON」編集部です。

2020年1月から世界中を巻き込んでいる新型コロナウイルス。日本でも先日緊急事態宣言が発令されました。マスクも増産していると言われていますが、中々手に入らない日々が続いています。

関東地方を中心に、長く続く自粛の不安から食料品含めて様々なものを買い溜めする人も増えています。その中には高齢者の割合も多いようです。

このような有事の際には必ず買い溜めや買い占めと言うことが起こってしまいます。特に高齢者の方は日常的に買い溜めをしてしまう方も少なくありません。

このような有事が起こると物がないと困る!と言う状況にならないように備蓄しよう!と買い溜めをしようとする人が増えます。

遺品整理の現場では、買い溜めされて使っていないものが大量に溢れて出てくると言うこともあります。買い溜めすることは不安を解消する為に必要で、悪ではありませんが、今備蓄のための買い溜めする前に知って欲しいことがあります。

高齢者が備蓄をする前に家の中にあるものをまずは把握すること

TVのニュースであれが足りない、買い占めでスーパーの棚がなくなっている状況を見てしまうと急いで買いに行かないと!となってしまうのですが、その前に確認して欲しいことがあります。

それは、自宅に何があって、何が足りないかを明確に把握することです。

何も計画性もなくとにかく買いに行ってしまっては、必要ないものを大量にため込むことになります。特に高齢者の方は家の中がもので溢れていると怪我をしてしまう可能性もあります。なので、計画的に備蓄する為には家にあるものを把握してからにしましょう!

把握した後には必要か不要かを判断しよう!

備蓄をするいと言うことは、家の中がもので溢れてしまう可能性があります。きちんと収納し、いつでも使いやすくする為には、不要なものは処分して新しく買ったものを入れられるスペースを作ることが後々安心した生活を送ることができます。

必要か不要かを見分けるポイント

・1年以上使ってないものは潔く処分すること。

服なども同時に処分してしまうことをオススメします。まだ使えるかも….としまっておきがちなのですが前年使ってないものは今後も使うことはありません。なので潔く処分しましょう。処分して空いたスペースに有事の際に必要な服などを用意しておきましょう!

・期限切れかどうかを確認

冷蔵庫の中の調味料や食材なども期限を確かめて切れているものは処分しましょう。また、薬などにも期限があります。この機会にすっきり処分し新しく備蓄できるものを購入しましょう。

・普段見ない目線の高いところにしまっているもの。

高齢者の場合は目線の上にしまってしまったものはほぼ使うことはありません。家族がきた時にでも片付けを手伝ってもらって処分しましょう。

空いたスペースには押入れなどに終われている捨てられないアルバムなど、いますぐ必要ではないけど残しておきたいものを収納しましょう。

なぜ片付けが必要なのか?

夫婦2人で暮らしている。

家族と離れ1人で暮らしている。

腰が悪い。

持病を抱えている。

などがあると、高齢者の場合は、有事の際に、不安からつい不要なものまで大量に購入してしまう場合もあります。不要な物が家に溢れてしまうと躓いて怪我をしてしまう。本当に必要な時に必要な物が見つからないと言うこともあります。

また、万が一事故にあった時に片付けに通常よりもお金がかかってしまう場合もあります。

安心、安全に生活していく為にも先に片付けや処分することをオススメします。

1人でできない時には生前整理の片付けを利用すること

有事の際の備えとして、備蓄するだけではなくその前に片付けをした方がいいです。しかし、1人で片付けを行うことは大変です。そんな時は生前整理を活用し、終活も考えながら処分することをオススメします。

これから先に本当に必要なものを残していくことが老後の安心な暮らしにも繋がっていくでしょう。