「この病棟で働くのは楽しいです!」認知症病棟のある社会福祉法人天心会「小阪病院」で働く看護師さんに聞くと、ほとんどの看護師さんは、笑顔でそう答えます。

認知症は、超高齢化国家と言われる日本ではもっとも大きな問題でもあります。

認知症患者さんを専門に居場所を提供する認知症病棟。

認知症についてのニュースやマスコミなどでの報道はたまに目にするが、多くの関心を集めるのは、介護の現場で起こる事件や、認知症患者を介護する家族の問題などが多い。

実際に認知症の病棟で働く現場のこと。

看護師や看護補助の皆さんはどのような思いを持って看護についているのか?認知症看護の現場での問題点や、看護をする側の想いなどを認知症病棟ではたら看護師さん達を対象にインタビューして追いました。

認知症病棟と介護施設の違いとは?

認知症と言っても程度は様々あります。

一般的には、介護施設での介護をイメージされる人が多いと思います。

介護施設できることと、認知症病棟でできることは大きく違います。

簡単に言ってしまえば、認知症病棟では、介護施設で診られなくなった患者さんに居場所を提供する場所です。(表現方法に問題はあるのか?・違いを教えてもらう)

在宅や施設で対応困難場合に、入院によって治療に専念します。

主に薬物療法と作業療法を行い、介護施設との大きな違いは、24時間医師と看護師が常駐しており、入院により患者様に対し24時間の対応を行なうことが可能です。(ここはあっているのか?また、書いていいのかを確認)

認知症患者さんとの関わり方(看護補助さんの思い)

小阪病院で働き始めた看護補助員のAさんは、ベテラン看護補助員です。

今までは、一般病棟や、精神科病棟などで勤務してきました。

認知症病棟での勤務は、小阪病院が初めてだそうです。

患者さんとのコミュニケーションを取るのが楽しい!

以前は、寝たきりの患者さんが多く患者さんの介護や治療がメインでした。

認知症の患者というと、暴言や罵声、暴力などのイメージがあると思いますが、そんなことないです。

しっかりコミュニケーションをとり、私は、1日に1回は必ず挨拶してコミュニケーションを取っています。

表情豊かで、コミュニケーションを取ると笑顔になってくれます。

ただし、患者さんの調子が悪い時や、体調の悪化などで、コミュニケーションが取れなくなってしまうことがあり、その時に患者さんの笑顔を見られないことが一番辛い時です。

患者さんと常にコミュニケーションを取って、患者さんが安心、安全な場所を提供するために日々笑顔になってもらえるように意識しているそうです。

働いていて過酷な職場だ!とは思ったことはない。

認知症の患者さんの治療と看護は、とても大変な現場だというイメージがあると思いますが、実際に現場で活躍する看護師さんたちは、職務に対してネガティブなイメージを持っていませんでした。

皆さん口を揃えてお話くださるのは、「認知症病棟で働くことが楽しい!」

このような言葉を笑顔で話してくださいます。

その根底にあるのは、「お世話をすることが好きだ!」ということです。

看護補助さんも感じている人手不足や腰痛問題

介護の現場でも指摘されていますが、医療の現場でも人手不足は深刻な問題のようです。

国が定めた定員や予算もあるので、思うような人数確保ができないというもどかしさが部長や師長クラスではあると思います。

しかし、現場では、実際に、人手不足を感じているようです。

看護助手の場合は、人手不足なので、もっとこうしてあげたいとこちらが思っていてもケアができないこともありもどかしさを感じています。

看護補助スタッフさんの言葉

病院側でも、対策は行なっていると思いますが、一般企業でも人手不足は深刻な問題になっています。

また、腰痛などの問題もあるようですが、病院側では腰痛屁に対策もしっかり行なっています。(どんな対策を行なっているかを確認)

腰痛は、引っ越し現場や、配送業界でも深刻な悩みになっていますが、病院では、しっかり対策をし、少しでも軽減できるように働く看護師さんたちのケアも怠っていません。

もっと若い人に認知症看護の大切さを知ってほしい!

認知症の患者さんを相手に看護を行うとなると、大変!きつい、ツライ。

といった印象を持つ方が多いと思うのですが、認知症はこれから日本では、もっと増える症状でもあります。

その時に、もっと若い世代の看護師さん達が、認知症の看護に携わってほしいと願っています。

過酷な現場ではなく、もっと未来があり、私たちが、今まで日本を支えてきてくれた先輩たちを看護し、感謝の意を持って接することはこれから新しい時代を生きる若い世代へ繋いでいくバトンでもあるのではないでしょうか。

このインタビューでは、認知症病棟で働く看護師さん達へフォーカスし、現場での様々な問題定義や、認知症病院が行なっている患者さんだけではなく、働く側への人々へのケア。

また、看護師さん達の患者さんへの思いなどを記事にしています。