こんにちは。

介護の知りたいがわかるサイト

介護ON編集部です。

いつもは、介護にまつわる不安や不満、疑問、お役立ちなどを記事にしてきましたが、この記事では、介護のリアルな現場で働く人にフォーカスしました。

今、介護の現場では、殺人や、虐待、過労などネガティブな面ばかりが目立ってしまいます。

なので、世論の関心は、SNSをはじめ、そのような情報ばかりを鵜呑みにしてしまい、それを認知症の患者さんを抱えるご家族や、介護が必要なご家族が真実だと反応してしまいます。

情報として正しい情報も、もちろん多いでしょう。

しかし、主観的な情報も多く、中にはデマのような情報も少なからずあります。

そこで、介護ON編集部では、あまり知られていない「認知症病棟」のある小阪病院さんの協力の元、小阪病院の認知症病棟で働く看護師さんや職員さんへインタビューとアンケートを取らせていただきました。

病院や介護の現場で働く人は、表立って情報発信をすることはほぼないでしょう。

どんな想いを持って仕事に取り組んでいるのか?

そして、働く現場の現場をどのように感じているのか?

患者さんや、そのご家族について。

認知症病棟で感じている問題点など様々なことをお話ししてくださいました。

4時間、13名ほどのインタビューを行いました。

何記事かに分けてお届けしたいと思います。

その前に、小阪病院のご紹介と、インタビューをすることになった背景をまずはお伝えしたいと思います。

認知症病棟がある小阪病院へインタビューする事になったきっかけ

兼ねてから、様々な現場関係者へインタビューをしたいと考えていましたが、なかなか繋がりがありません。

何度か、施設などにメールを送って連絡してみたこともあるのですが、良い返事をいただけませんでした。

そういえば、同級生が、認知症病棟で看護師をしている!と思い出し、友人の看護師さんへ一通のLINEを送ったことがきっかけでした。

「介護や認知症の現場の働く人側のインタビューをしたいのだけど、病院にお願いしてもらっていいかな?」

そのように聞いただけで快く繋いでくれた友人に感謝です。

小阪病院とは?

小阪病院

(小阪病院ホームページより)

小阪病院は、大阪府東大阪市にある、社会福祉法人天心会の中核施設として、9病棟537床の病床を有する精神科病院です。

昭和2年10月に開院したという歴史ある病院でもあります。

現在は、精神科、神経科、があり、117床の認知症治療病棟を持っている病院です。

小阪病院の理念は、「人間が人間らしい生活を過ごせることに貢献します」

という理念のもとに、患者さんの尊厳を大切にされている病院です。

このような、歴史もあり、素晴らしい理念を持った病院でのインタビューは初めての経験でしたので、かなり緊張しました。

なぜ病院を取材しようと思ったのか?

インタビューの記事に入る前に、なぜ介護 ON編集部が、介護施設ではなく、認知症病棟を持つ小阪病院へ取材をしようと思ったのか?

それは、認知症に対するお役立ち記事や、介護の現場などの情報はたくさん見かけるのですが、認知症病棟で活躍している看護師さんや、現場の人たちがどのような想いを抱き、認知症や、介護の現場で言われていることではない、リアルな現場や、そこで活躍する人たちのことを、少しでも知ってもらいたい!

そのような思いから取材をしたいと思いました。

快く迎えてくれた認知症病棟のみなさん

小阪病院の認知症病棟は、2棟あり、117病床と多いです。

そこで働くみなさんは、忙しいのは当然なのですが、介護ON編集部の取材に、快く応じてくださり、通常業務がある中で、看護師長さんをはじめ皆さんがインタビューに応じてくださいました。

事前にアンケートへの記入にも協力してくださり、貴重なお時間をいただけたことは本当に感謝しています。

最初に院長先生にもご挨拶させていただきました。

小阪病院は非常に大きな病院で、認知症病棟も2棟あり、多くの患者さんが入院されています。

117病床をスタッフさんで回していくのは本当に大変な仕事だよなぁと最初に感じました。

最初にみなさんをみた時に感じたことは、「過酷な職場で、いやではないのだろうか?」

本当にやりたい仕事をやっているのだろうか?

女性が多い職場なので、家事や育児なども大変ではないのかな?

など、心配する部分の方が多かったのですが、そんな心配は、インタビューをしていくうちに、杞憂に終わりました。

皆さん、非常に笑顔が多く、忙しいはずなのに、丁寧にインタビューに対応してくださいました。

次の記事からは、実際に、インタビューでお話を聞いたことを特集記事としてお伝えしていきたいと思います。

小阪病院のホームページはこちら