ある日突然訪れる「介護」

自分の両親だったり、同居する姑だったりと様々です。

自分も仕事をしながら、育児、家事と奮闘する毎日。

介護は、主に、下の世話と食事、洗濯など。

まだ足は丈夫で普通にトイレにはいけるものの、トイレの床をおしっこでべちゃべちゃにし、服も汚してしまう。

床をトイレいくたびに毎日何度も拭き、着替えをさせている。

まだ始まったばかりの介護なのにこの先どうなるのだろうと考えると不安で涙が出てくる。

そんな私の苦労を知っているはずなのに旦那さんは、全く手伝ってくれないし、労いの言葉もなく自分は、毎日「疲れたー」と帰ってきて呑気にビールを飲んでいる。

たまに来る旦那の親戚は、姑に、「大丈夫?大変だね」「一番辛いのはおばあちゃんなんだからあなたがしっかり面倒見てね」など、自分たちは一切なんの面倒を見ないのに無責任な言葉を投げかけらられる。

「ありがとう。いつもあなたにだけ負担かけてすまないね」なんて言われるものの、作り笑顔で、「大丈夫ですよ」と返しているが、心の中では、血の繋がりがあるくせに自分たちが面倒見ろよ!と思ってしまう。

最近では、子供に、「ママ最近笑わなくなったね」「顔が疲れているよ」と言われた。

そういえば、最近感情が表に出ずに、何もやる気が起きなくなってきた。

介護する前だったら、毎日お化粧もして、買い物や、ちょっとした息抜きに、カフェとか寄ったりしていたけど、ここ最近は、姑の介護のことばかり考えてしまい、心が落ち着く暇がない。

気づけば、今まで興味があったもの興味がなくなり、介護中心の生活になっている。

誰もわかってくれないという孤独感が介護うつを招いてしまう

家庭での介護は想像以上に心身ともに疲弊します。

家族のサーポートがなく、自分の親のはずの旦那さんの協力がないと本当に辛いと思います。

「誰も私のことをわかってくれない」

このように感じてしまうと心が段々と閉ざされてしまいます。

介護の毎日に心身ともに疲れているのに、旦那や、旦那の兄弟は口は出すが、何もしないでのでは周りに相談できる人がいなくなってしまいます。

このようにどんどん孤立して、自分一人で背負いこんでしまいます。

あなたも介護する生活が中心になり孤独を感じていませんか?

毎日が全く楽しくなくなってしまった。

そんなあなたへ自分をしっかり取り戻す対処法を教えます。

介護疲れから身を守る方法

一人で抱え込まずに言いたいことははっきりと言う

周りが一切わかってくれないと非常に辛く、孤独を感じるものです。

その際には、あなたが思っていることをハッキリと相手に伝えましょう。

辛い時には、素直に辛いと伝えましょう。

男性は、意外にも口で伝えないと気づかないものです。

もし、なかなか口で伝えられないなら、手紙にしてみるのもいいかもしれません。

抱え込まず、溜め込まずにハッキリ言うこと。

これが、ストレスを溜めすぎない秘訣でもあります。

日々のストレスを紙に書いて発散する

嫌なことや腹が立ったことなどを紙に書き出すことは感情を出すことにつながります。

感情を出さずにずっといると、感情が死んでしまい、何をやっても楽しさを感じられなくなってしまいます。

まずは、自分が今感じていることをただ感じると言う為に、紙に感情を書き出して発散しましょう。

感情を記した紙は、丸めて捨てていいですし、ビリビリに破って捨てることでストレスの発散につながります。

外に出かける際には少しおしゃれをしてみる

夕飯の買い物に行く時でもいいです。

ちょっとした外出時でも化粧をし、少しおしゃれな服をきて外出して見てください。

しばらくしなかった化粧やおしゃれをするだけでも息抜きになります。

また、「自分のために時間を使う」と言うことが非常に大切です。

あなたの人生はあなたのものです。

あなたの為に時間を使ってあげましょう。

相手を変えようとせずに自分が変わること

なんで私のことわかってくれないの!

私はこんなに大変なのに!と訴えて、旦那を変えようとしても人は変わりません。

あなた自身が介護をすることに対して「自分がやらないと」と言う責任感が強くあるのだと思います。、

あなたがそこまで抱える必要はありません。

あなたも、旦那さんも、また、旦那の兄弟も本来は「対等」なはずです。

それなのに、あなただけが一生懸命に抱える必要はないのです。

できない時はやらない。

辛いときはやらない。

このように意思表示をしっかりして行くことで、相手が勝手に変わって手伝うようになっていきます。

相手を変えようとするとそれは大きなストレスになってしまいます。

まずは自分を変えることに意識を向けましょう。

どうしても困った時は地域包括センターやケアマネージャーなど専門家に相談しよう

家族が協力的ではなく、周りに相談する人がいなければ、ケアマネージャーなどに相談して見ましょう。

また、地域包括支援センターなど市町村の相談窓口もあるので相談するといいでしょう。

こちらに全国の地域包括支援センターがあります。
http://www.ninchi-k.com/?page_id=60

【レスパイトケアを活用しよう】

レスパイトケアとは:乳幼児や障害者、高齢者などを在宅でケアしている家族を癒やすために、一時的にケアを代替し、リフレッシュを図ってもらうサービス。

つまり、介護保険のショートステイを利用して、介護者の負担を軽減する目的があります。

厚労省も在宅介護の現場ではレスパイトケアの重要性を訴えています。
https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-12300000-Roukenkyoku/0000140269.pdf

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▶︎【介護疲れで家族がバラバラになる前に!家族を守る為に知っておきたい介護疲れを予防する3つの方法】

まとめ

介護疲れで、家族のサポートもなく一人で抱えてしまうと介護うつになってしまいます。

そうならない為にもしっかり「自分を持つ」ことが大切です。

人のためだけに時間を使うのではなく、自分の為にもしっかり時間を使ってあげること。

あなたは、十分やっていますよ。

そんなあなたを責められる人は誰もいません。

なので、自分をもっと褒めてくださいね。

無理に頑張ることをせずに、しっかり休息しながら在宅介護を行なっていきましょう。