こんにちは。
介護の知りたいがわかるサイト介護ON編集部です。
MaaS(モビリティー・アズ・ア・サービス)という言葉ご存知でしょうか?
日本語にすると「サービスとしての移動」という意味です。
総務省でも触れているのですが
電車やバス、飛行機など複数の交通手段を乗り継いで移動する際、それらを跨いだ移動ルートは検索可能となりましたが、予約や運賃の支払いは、各事業者に対して個別に行う必要があります。
総務省サイトhttp://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/02tsushin02_04000045.html
このような仕組みを、手元のスマートフォン等から検索~予約~支払を一度に行えるように改めて、ユーザーの利便性を大幅に高めたり、また移動の効率化により都市部での交通渋滞や環境問題、地方での交通弱者対策などの問題の解決に役立てようとする考え方の上に立っているサービスがMaaSです。
MaaSの実現及び提供には、スマートフォンやデジタルインフラの整備・普及のほか、鉄道やバスの運行情報、タクシーの位置情報、道路の交通情報などの移動・交通に関する大規模なデータをオープン化し、整備・連携することが必要となります。ユーザーの経路検索・改札通過等の移動履歴や支払い情報などのパーソナルデータの活用、ドライバー不足を補うための自動運転やコンパクト・モビリティ1、電気自動車(EV)などのクルマのイノベーション、効率的な移動手段を分析、提案、改善するためのAIの活用など、いま急激に発展しつつある各種の技術が交差するサービスといえます。
これは、簡単にいえばあらゆる移動手段がパッケージ化されて定額制にて提供されるサービスです。
例えば、手術などがある場合に、近くの病院ではできずに、飛行機に乗って、電車に乗って、タクシーで移動し、病院まで行くとします。
その交通手段の全てが定額で乗れるというサービスです。
日本では、トヨタやソフトバンクが力を入れています。
このように、今まで所有する時代から、利用する時代へ変わりつつある中このようなサービスが福祉にどのようなプラスの貢献をするのかを考察しました。
介護の現場での移動手段は現状福祉車両での移動しかない
介護事業所などでは、福祉車両を保有することが必須ではあります。
中には、利用者の引き受けも車両保有台数がないため受け入れることができなかった!という声もあります。
新しい時代になり、サービスは増えていきますが、介護の現場では、移動手段は現状は、福祉車両の拡充になると思います。
そこで、いかにコストを抑え福祉車両を保有するか?などが課題になってくると思います。
安くコストを抑えて福祉車両を導入するなら、着脱式のスロープをオススメします。
MAASと介護の関わりは日本でもすでに始まっている!
ダイハツ工業と香川県三豊市は、福祉型Mobilityサービスへと提携を発表しています。
福祉介護領域における次世代モビリティサービスに関する連携協定を締結した。
今回の連携協定は、福祉介護領域における次世代運行サービス(福祉介護型MaaS)によって地域課題を解決し、福祉介護事業が持続できる環境を構築することで、事業関係者の負担を軽減するとともに、高齢者などがいつまでも自分らしく豊かに日常生活を送ることができるまちづくりを推進することが目的だ。
https://response.jp/article/2019/10/16/327645.html
群馬県では福祉車両の乗り合いサービスも
群馬県太田市にある「太田デイトレセンター」は独自の送迎配車システム「福祉Mover」も開発し、要支援・要介護認定を受けたセンター利用者を対象としたオンデマンド型乗り合い交通サービスを開始している。
超高齢化社会の日本では介護×MaaSの活用が過疎化地域の交通手段になる
日本では、地方の過疎化、高齢化が問題になっており、公共交通手段が廃止になる路線も出始めています。
そうなってくると、病院や介護施設、デイケアなどにも通えなくなってくる可能性も出てきます。
それを解消するのが、MaaSの仕組みです。
介護事業者は人手不足も問題ですが、今後は、福祉も社会性と革新性が必要な時代になってきますね。
介護×MaaSを実行するには、福祉車両の数が必要にもなってきます。
コストを下げつつ、福祉車両を増車するなら、介護ONまでご相談ください。
staff@kaigo-on
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